コラム

まぶたが痙攣する原因は?

原因となりやすい病気

まぶたの痙攣にはいくつかの種類があります。判断の基準になるのは片目に起こっているのか両目に起こっているのかです。

両目に起こっているものを「眼瞼痙攣」(がんけんけいれん)と呼びます。

眼瞼痙攣は常に目に不快感があるため瞬きが非常に多くなります。室内でも眩しさを感じることもあり、サングラスが手放せなくなるようです。さらに重症になると自力で目が開けにくくなり指によるサポートが必要になることもあります。

眼瞼痙攣はそれ自体が一つの病気で治りにくく、対症療法で対応して行くことになります。瞬きのコントロールがうまく行かない場合は眼瞼痙攣の可能性がありますので、すぐに受診して下さい。

眼瞼痙攣では様々な症状が起こりますが、意外なことに「まぶたがピクピクする」という訴えはそれほど多くありません。

最もよく見られるのが眩しさを訴えるものです。次に多いのが「目を開いていられない」とか「目を閉じていると楽」と言うもので、多くの患者に共通します。ドライアイや目の不快感を訴える人も多いです。さらに、目が勝手に閉じてしまうとか、目が開けにくいとか、さらにはまぶたが垂れて目が細くなったという訴えも見受けられます。

眼瞼痙攣の原因はわかっていません。おそらく脳に原因があるのだろうという推定はされています。それほど多い例ではありませんが、安定剤や睡眠導入剤、向精神薬などの服用が原因になっているケースがあるようです。そうした薬を利用している場合は、処方している医師に服用量のコントロールを相談してみましょう。それを含めて眼瞼痙攣の治療は患部に注射を打つことも行います。注射の効果はだいたい1週間くらいで現れ、1か月目くらいで最大になり、3〜4か月目ぐらいまで効果が持続します。

また、片側の目にだけ痙攣が起こるけれど、同時に同じ側の頬や口の周りにも痙攣が起こる場合は(片側)顔面痙攣と言い眼瞼痙攣とは異なる病気です。これは顔面神経の走行経路のどこかにトラブルが起こっている可能性が高く治療の必要があります。治療法は眼瞼痙攣と同じ注射によるものがよく行われるようです。

日常生活での原因

まぶたがピクピクするというだけのタイプのまぶたの痙攣は、多くの場合軽症で治療すら必要ないことも珍しくありません。

これは睡眠不足や目の酷使によることが多いです。ドライアイのある人や、カフェイン・アルコール類の摂取が原因になることも多く見られます。

基本的な原因は疲労と不摂生ですので、睡眠・休養を適切に取り、目の酷使を避け、カフェインやアルコールの摂取をほどほどに抑えておくことで改善するでしょう。ただし、1〜2週間程度で完全に治まらない場合は、別の病気の可能性が否定できないので受診したほうが良いですね。