コラム

子どもさんの弱視の種類と治療法について

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子どもがよく躓いて転んでしまう、ボール遊びが上手くできないといった悩みを抱えている方もいるかもしれません。

それは、もしかしたら弱視が原因かもしれません。

弱視になると両目の機能が低下し、物が見えにくくなってしまうため、よく転ぶなどの症状が出てしまいます。

今回は子どもの弱視について、詳しく解説していきます。

 

子どもの目の発達は10歳まで!

子どもの目の発達は10歳までと言われています。

人間は視力0.02~0.04くらいで生まれてきます。

0.02というのは物をはっきり区別することはできず、ぼんやり見えている程度の視力です。

2~3ヶ月程度経てば0.05くらいの視力になるので、人の表情や物の動きを何となく識別することができます。

生後6ヶ月頃には0.1、1歳頃には0.3程度と徐々に目が発達していきます。

子どもの目の機能が完成するのは8~10歳程度です。

物がはっきり見えるようになるだけではなく、立体視も大人と同程度の機能が備わります。

 

弱視は大きく分けると2種類ある!

弱視は大きく分けると、「機能弱視」と「気質弱視」の2種類あります。

機能弱視というのは、適切な治療や訓練などを行うことで改善する可能性があるものです。

気質弱視は目の病気が原因でなるもので、治療や訓練を行っても視力発達が難しいと言われています。

機能弱視にも、屈折異常弱視や不同視弱視などいくつか種類があります。

屈折異常弱視は両目とも遠視や近視、乱視が強く左右の視力のバランスが取りにくくなってしまうものです。

弱視の種類によって改善する可能性があるもの、難しいものがあるので、まずはどれに当てはまるのかを見極めることが大切です。

 

弱視はどうすれば治る?

弱視の治療法の中でも基本となるのが眼鏡の装用です。

弱視になってしまった子どもは視力の発達がとまっている状態になります。

眼鏡を装用して鮮明な映像を脳に届けてあげることで、弱視の改善が期待できます。

眼筋のトレーニングを行うことで、弱視が改善する可能性もあります。

パズルや絵本などが、子どもの弱視を治すのに効果的と言われています。

眼筋を鍛えるために開発された、専用のトレーニング器具も販売されているので、それを上手く活用してみるのもよいでしょう。

 

弱視の治療は早ければ早いほど効果が出やすい!

子どもの視力は、10歳までに完成すると言われています。

弱視をそのままにしておくと目の発達が止まり、改善するのがどんどん難しくなってしまいます。

ポイントは少しでも早く弱視の治療を始めることです。

治療と言っても手術など大げさなものではなく、眼鏡を装用したり眼筋をトレーニングしたり、簡単な治療法もたくさんあります。

弱視に悩む子どものためのトレーニング器具も販売されているので、利用してみてはどうでしょうか。