コラム
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最近10代から20代の若い人に増えつつある目の疾患に急性内斜視があります。
発症の原因はまだはっきりとはわかっていないものの、スマホの長時間使用が影響していると考えられています。
このため、以前は年間2~3人だった患者数が今では10人以上になっているという病院もあり深刻な状態です。
ここではそんな急性内斜視について詳しく解説します。
目次
内斜視って何?
内斜視とは、目を動かす筋肉の一つである内直筋が縮んだままになるため、片方の目が正常な向きをしているのに、もう片方の目が内側になる、いわゆる寄り目の状態が続くことです。
特に近視で、長時間スマホやゲームをする習慣の人がなりやすいと言われています。
近視の場合画面を見る時、どうしても目を画面に近づけすぎて寄り目になりがちです。
そのため、内斜視を発症しやすい傾向にあります。
どんな症状?
内斜視の症状として、片方の黒目が内側に向き寄り目の状態が続く、ものが二重に見える複視が出るといったものがあります。
近視の人は、メガネやコンタクトをしない裸眼の時は、視界がぼやけることが多いです。
そのため内斜視の症状の一つである、複視になっても気づきにくいといったことがあるので要注意です。
発症したらどうなるの?
片方の目が寄り目になったり、ものが二重に見えることで、両側で正確にものを見ることができません。
また、両目で立体感をつかみにくくなったり、片方の目の視力が発達しにくくなるといったことが起こります。
治療には内直筋肉の位置を変える手術、ボツリヌス菌が作り出す成分の注射、複視にはプリズム眼鏡という特殊な屈折レンズの使用が有効です。
また遠くを見て、寄った目を休ませることで治ることもあります。
普段から気をつけて
内斜視にならないためには、普段からスマホを見るときは30センチ以上目から離す、10分に1回は3~4メートル離れたところを見て目を休めてあげることが大切です。
逆に避けたいのは、ソファで寝転がってスマホを見る、寝る前にベッドに入ってスマホを見る、こういった習慣はどうしても目を画面に近づけてしまいがちです。
内斜視の防止のためにも、正しい姿勢でスマホを見るようにし、できるだけ長時間使用は控えるようにしましょう。
目を大切にしよう
スマホやゲームを長時間続けることで、目には想像以上のダメージがかかっています。
そのせいで、内斜視などの病気を引き起こしてしまうことがあるので、注意が必要です。
とはいえ、スマホはもはや私たちの生活に欠かせない必需品になっています。
適度に休憩を入れたり、目を労わることを忘れずに、スマホやゲームを楽しむようにしましょう。