コラム

「眼精疲労」と「疲れ目」は違います!

それぞれの症状

「眼精疲労」と「疲れ目」は混同されがちですが、実は違うものです。

違う点は何かというと、症状の重さだとされています。疲れ目の症状は比較的軽く、休息をとればある程度回復します。対する眼精疲労の症状は比較的重く、適切な処置を行わないと眼以外の部分にも影響が出る場合もあります。

疲れ目の具体的な症状としては、「目がかすむ」ことや「目がショボショボする」こと、「目が重い」ことなどが挙げられます。また、まぶたがピクピク動くことも、疲れ目の症状の1つです。

眼精疲労の具体的な症状には、「目の痛み」や「目のかすみ」、「目の充血」といった軽いものから、「慢性的な頭痛」や「肩こり」、「視力低下」や「吐き気」などといった重いものまで存在します。さらに人によっては倦怠感やめまい、イライラなどといった症状が出たりすることもあります。

疲れ目とは違い、眼精疲労は休息をとるだけでは回復しません。

では眼精疲労に関しては、どのような対策をとればよいのでしょうか。

眼精疲労は早めの治療・対策をしましょう

眼精疲労には、早めの治療と対策が必要です。

眼精疲労の原因の1つとして、眼の筋肉のコリがあります。筋肉のコリの予防には、血液の流れをよくするという方法が効果的です。

眼球や眼の周囲を温めたタオルで覆うことで、血液の循環をある程度改善できます。また、筋肉をほぐすために、眼球を上下、左右に動かしたり、グルグル回転させたりするとよいでしょう。十分な睡眠や栄養補給も大事です。アントシアニンやビタミンA、ビタミンB1やビタミンEなどといった栄養素を補給するようにしましょう。 また、眼を長時間連続して酷使せず、定期的に遠くの景色などを眺めるなどして、眼の筋肉をリラックスさせることも大事です。暗い場所での作業は負担が大きいので、できるだけ避けるのが賢明です。眼鏡の度が合わないことも、眼精疲労の原因となりえます。特に度の強すぎる眼鏡には要注意です。視力検査をしてもらい、度数が合わない場合は正しい度数の眼鏡に変えましょう。

眼精疲労ではないかと感じたら、早めに眼科で受診することをおすすめします。眼精疲労の治療方法としては、ドライアイ用の点眼薬や調節麻痺薬を用いた点眼治療、器質的な問題があればそれの治療と改善、必要に応じた特殊な眼鏡の処方などが挙げられます。また、眼精疲労を軽減するための生活指導を行う場合もあります。

眼科医の指導のもと、眼精疲労が改善するまで治療を継続するのが大切です。眼精疲労が悪化する前に、最寄りの専門医に相談してみましょう。