コラム
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目次
体調の影響によって起こる充血
人間の目は体の健康状態に影響されやすく、比較的起こりやすいのが結膜の充血です。
これは白目の表面からまぶたの裏側まで覆われている膜の部分が赤くなる症状のことを言います。
考えられる主な原因は、風が強い日に屋外を歩いている時にゴミが入ったり、目に合わないコンタクトを使用しているなどの外部からの刺激です。
ゴミが入ってしまった時に手でこすって取り除こうとする人もいますが、こうした行為も同様に充血の原因となってしまいます。
そのほかにも、携帯電話やパソコンといった目に過度な負担を掛けてしまう作業を長時間続けた場合も起こりやすくなるので注意が必要です。
結膜の充血は痛みや違和感を感じることがなく、鏡などで自分の顔を確認した時に初めて気が付く人も多くいます。 この症状は原因によって正しい対処法が異なるので、しっかりと見極めることが大切です。
異物の混入、プールの水に含まれている消毒用塩素が原因の場合は、綺麗な水で目を洗浄して清潔な状態を保つことが基本となります。
コンタクトレンズによる刺激は専用の目薬を点眼して、改善が見られないようであれば使用を中止して専門医に相談をする対処が必要です。
作業による目の酷使が原因の人は、食事による栄養補給と規則正しい生活といった生活習慣の見直しによって改善が期待できます。
結膜下出血による原因
目が充血してしまうもう一つの考えられる原因として挙げられるのが結膜下出血です。
結膜下出血とは、文字通り結膜下にある血管が破れて出血を起こす症状のことで、目の白い部分に血がべっとりと付着するのが特徴になります。
血管が破れていることで一見痛みを伴うのではないかと思われがちですが、若干ごろつきを感じる程度で痛みや出血による視界不良などが起こることはありません。
そのため、自覚症状がなく、第三者からの指摘で初めて気が付く人もいます。
結膜下出血が起こる原因はいくつかあって、比較的多いのがくしゃみや咳などの強い衝撃を受けた時です。
そのほか、過度な飲酒や水泳時に着用するメガネによる圧迫で破れてしまうこともあります。
女性の場合は月経のタイミングで起こることもあるので注意が必要です。破れた血管は時間の経過とともに自然に修復されます。通常であれば10日前後で回復するので、専門的な治療を受ける必要はありません。
もし急激な痛みや痒みを感じる、数ヶ月以上治らないといった場合には他の病気の影響が考えられるため、専門家の診察を受けることが必要になります。