コラム
※ 本記事は広告を利用しています
目次
瞬きの種類
ひと口に瞬きと言ってもその種類は様々であり、体への影響にも違いがあります。
もっとも多いのが周期性と呼ばれている瞬きです。日常生活の中で無意識のうちに行っている瞬きであり、これは年齢や性別に関係無く誰にでも起こります。
周期性の瞬きは目の表面に涙を万遍なく行き渡らせて潤いを保つ効果があります。人の目は涙腺から分泌される涙で常に濡れている状態ですが、時間の経過とともに涙が蒸発して水分が少なくなります。
そうなるのを防ぐため、自然に瞬きが繰り返されるのです。周期性の瞬きの所要時間は一回当たり約0.3秒なので、視界が遮られることはありません。
瞬きは周期性以外には反射性と随意的なものがあります。 反射性の瞬きは強い光を浴びたり目に異物が飛び込んできた際に生じる反射的な瞬きです。
目を強い刺激から守るために生じる突発的な瞬きであり、誰にでも起こる自然な反応と言えます。随意的な瞬きはウインクのように自分の意思で行う瞬きです。
自身の感情をアピールする目的で行うものなので、目の状態や周りの環境に左右されない特徴があります。
回数
周期性の瞬きの回数は一分間に約二十回ほどとされています。
これは成人の平均的な数値であり、年齢や生活環境で多少の違いが生じるのが普通です。乾燥した環境にいると目が乾きやすくなり、その結果として瞬きの回数が増えます。
また、空気が汚れていたり強い光が差し込む環境では目を刺激から守るために反射性の瞬きが増加するのが普通です。
年齢については小さい子供ほど瞬きの回数が多くなりますが、これは身体機能が未熟なために目が乾きやすいのが理由です。逆に高齢者は身体機能が衰えて正常に働かなくなり、その結果として瞬きの回数が減ってしまうのです。そのため、高齢者は目が乾きやすい傾向があります。
瞬きが少ない人は要注意!
瞬きの回数が少ない人は目が乾くドライアイの状態に陥るので危険です。
瞬きが少なくなることで慢性的な乾燥状態になり、遂には涙の分泌量も減ってしまいます。
そうなると痛みや視力の低下といった不具合に見舞われてしまうので、早急に治療を受けなければいけません。市販の目薬で目を濡らすのは一時的な対処療法に過ぎず、ドライアイの根本的な解消には至らないので注意が必要です。
ドライアイの状態に陥った人は目の周りの筋肉が正常に働かなくなり、瞬きをすることが困難です。
目を酷使することで常に緊張した状態になり、その結果として筋肉がこわばって瞬きができなくなってしまいます。